シェアリングエコノミーブログ

今流行りの「シェアリングエコノミー」をいろんな角度から分析しました。

第2回 シェアリングエコノミーとは?

 

目次

・シェアリングエコノミーとは

・シェアリングサービスの種類

  1.「 モノ」のシェアリング

  2.「非モノ」のシェアリング

 

 

シェアリングエコノミーとは

さて、そもそもシェアリングエコノミーとは、どのようなものなのでしょうか?

 

いくつかのサイトを見てみましたが、共通した要素として  

・交換・共有・貸借を行う

・形あるなしに関わらず、様々なものが対象

・所有しない新しい生活スタイルまたは、経済の仕組み

などがありました。

 

それらを踏まえて、 私なりのシェアリングエコノミーの解釈をまとめると

「余剰資源を共有することによって、生活が改善されていくエコシステム」

です。

 

もう少し噛み砕いて言うと、

「使わないものをみんなにシェアすることで、自分を含めてみんなでハッピーになる新しい社会のしくみ」

みたいなイメージです。

 

ただ、一言でシェアリングエコノミーと言っても、様々なサービスがあります。

そこで、シェアリングサービスをいくつか部類わけしてみました。

 

シェアリングサービスの種類 

まず大きく分けて、「モノ(有形物)」のシェアリングと「非モノ(無形物)」のシェアリングの2つに分類できると思います。 

1.「モノ」のシェアリング

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左上から順に、

① C2C貸借りサービス

② C2C売買サービス

③ B2C貸出サービス

(右下は通常の物販なので、シェアリングにはなりません)

です。

それではひとつずつ見ていきましょう。

 

① C2C貸借りサービス

これらのサービスは、自分が所有する「モノ」を自分が使用してない時に貸し出すサービスです。 

・代表的なサービス

 airbnb

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もはやシェアリングエコノミーの代名詞としても使われるairbnb

空き部屋を貸したい人(ホスト)と部屋を借りたい旅人(ゲスト)とをつなぐWebサービスとして知られています。

Anyca 

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DeNAが運営するカーシェアリングサービス「Anyca」

まだ会員数は4万人(http://news.anyca.net/article/2016/first/anniversary)と他サービスと比べるとやや少ないですが、これからの伸びが期待されるサービスの一つです。

 

② C2C売買サービス

これらのサービスはシンプルで、使わなくなった「モノ」を販売するサービスです。

 

・代表的なサービス

メルカリ

f:id:kyoui28-bboy:20161202181324p:plain 日本発のシェアリングサービスの中で、いま間違いなく一番勢いのあるのが「メルカリ」

誰でもスマホから簡単に売り買いができるのが特徴。

 ヤフオク

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かつてオンラインオークションとして一世を風靡した「ヤフオク!

メルカリとの違いは、後述します。

 

③ B2C貸出サービス

これらのサービスは、業者が所有する「モノ」をレンタルするサービスです。

いわゆるレンタルビジネスですが、最近はシェアの潮流に飲み込まれ、

シェアリングエコノミーの一部として語られることが多いようです。

 たしかに、業者が所有する「モノ」を間接的に複数人で共有するので、

広い意味では、シェアリングエコノミーと考えられると個人的には解釈してます。

 

・代表的なサービス

airCloset

f:id:kyoui28-bboy:20161202181457j:plain スタイリストが自分の好みに合わせて選んだ服の3着セットが、レンタルできる「airCloset

ローンチから1年半で会員数9万人を突破するなど、注目を集めています。 

careco

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車のシェアリングサービス「careco

「Anyca」は個人の所有する車をシェアしていたのに対して、「careco」は業者が所有する車をシェアするサービスです。

 

 

以上が、「モノ」のシェアリングサービスたちです。

一方で「非モノ」のサービスは以下のように分けられます。

2.「非モノ」のシェアリング

 

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①リソースシェア

物体としては存在していないが自分が所有しているものをシェアするサービスです。 

・代表的なサービス

UBER

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airbnbと並んで、シェアリングエコノミーサービスを代表する「UBER

車そのものというよりは、乗車体験をシェアするサービス。ライドシェアとも呼ばれる。 

SPACEMARKET

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空いてるスペース空間のシェアを実現する「SpaceMarket」

球場からお寺からオフィスの会議室まで、様々な場所を借りることができる。

maneo

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 お金を借りたい事業者(借り手)と投資をしたい個人(投資家)をマッチングさせるサービスを提供する「maneo」。

シェアリングエコノミーとして語られることは多くはないですが、お金のシェアリングとして捉えることができます。

 

②スキルシェア

自分の能力や、労働力をシェアするサービスです。

 

・代表的なサービス

TaskRabbit

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アメリカでは結構流行っている「TaskRabbit

買い物や掃除などちょっとした仕事を代行してくれる。労働力のシェア。

As Mama

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送迎、託児などを地域住人同士で行い合う「AsMama

子育てをシェアするサービス。

CrowdWorks

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日本最大級のクラウドソーシングサービス「CrowdWorks」

労働力・専門スキルのシェアを行う。 

 

以上のように、一言でシェアリングサービスと言っても、数多くのサービスがあります。

また、ここに紹介したサービスはシェアリングエコノミー潮流の中の一部に過ぎません。

これからもどんどん世の中を便利にするサービスが生まれてきてほしいですね!

 

今回は、ほとんどサービス紹介で終わってしまいましたが、

次回はシェアリングエコノミーの全体的な話にフォーカスしたいと思います。

 

 

第1回 シェアリングエコノミー ブログ

このブログは、今巷で話題になりつつあるシェアリングエコノミーとはなんぞや?

ということを考察したちょっとマニアックなブログです。

 

大学は経済学部、会社はIT系というバックグラウンドから、

経済 × IT = シェアリングエコノミー

という多少強引な思いこみで最初は興味を持ちました。

 

会社で新規事業企画をやっていたこともあり、

多少なりとも色々なサービスを見てきた自負もあるので

国毎や、モノ毎で比較したりしようと思います。 

大学時代学んだ経済学も活かして、このシェアリングエコノミーと呼ばれている潮流が日本の、世界の未来に何をもたらすのか...

 

などなど考察したいと思います